2010/01/18
読んだ:単純な脳、複雑な「私」 – 池谷裕二・著
単純な脳、複雑な「私」池谷裕二・著
ボクはデザインや音楽など好きなことをひたすら追求して生きているわけだけど、それはもしかすると”自由意志”ではないのかもしれない。という「え、今さら?」な疑惑を自分に持ってしまった1冊。
高校生へ向けた脳科学の講義を本にしたものなので専門知識なしで楽しめる。
日常の生活において、脳の働きについて(=自分の意識について)自分がいかに無自覚でいるかということが次々と明らかになり、その新鮮な驚きと刺激をもって自我というものに対する曖昧さを考えさせられた。
どうやら、脳科学的な立場では”自由意志”というのは思い込みや錯覚のようなものらしいので、とりあえずボクはその思い込みをより一層強くして”単純な脳、単純な「私」”的な感じで生きていこうと思う。
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